今回は立候補者団は一組だけでしたので、信任投票になります。
立候補者団の立候補宣言を載せます。投票の参考にして下さい。



2015年度同学会中執予備選挙
立候補宣言
委員長候補:作部羊平 書記長候補:纐纈貴文 副委員長候補:大森靖之

1. 戦争反対! 安倍政権と京大山極―杉万体制を打倒しよう!
安倍政権は大恐慌下で大国間の市場の奪い合いが激化する中で、「この道しかない」と戦争と改憲に突き進んでいます。「国民の安全のため」と称して、すでに国会審議に先んじて日米軍事同盟に集団的自衛権を明記(ガイドライン改訂)し、沖縄・辺野古への新米軍基地の建設強行や、自衛隊への多数の戦闘機・長距離輸送機オスプレイ17機・侵略戦争の拠点となる空母「いずも」の配備など、着々と戦争の準備を進めています。なぜ戦争しかないのか? 大恐慌で市場が飽和する中で、1%の権力者・資本家が海外の権益を奪って金儲けをするためです。「国民の安全のため」などでは全くない。国益=1%の金儲けのために国民は戦場で死ねということです。
 そしてこの安倍政権の戦争のお先棒を担ぎ・大学を舞台に先頭で推進しているのが京都大学山極総長―杉万副学長体制です。山極は就任当初、「合意形成に重きをおく」発言をしていましたが、実際はどうでしょうか。
TOEFL-ITP受験強制や入試でのビラまき規制、学外とつながるサークルの非公認化、GPA制度の導入。こういった大学改革=学生の権利破壊・競争と分断が全く合意のないままに次々と進んでいます。職員組合の賃下げ撤回を求める裁判においては「賃下げの合意がないまま強行した」事実が認定されたにもかかわらず、杉万は組合の控訴を「受けて立つ」と宣言しました。
松本前総長は「全学の問題は同学会を通せ」と言う一方で、2012年度中執予備選挙でもって同学会を実働する自治会として再建した瞬間に、「この中執は認めない」と非公認化しました。これによって同学会中執はBOXの管理権・教室貸出し・申入書の提出などのすべての権利を失いました。そして昨年秋から「戦争反対」を訴えた同学会中執に対し、山極は512日に告示第4号を出し、改めて同学会中執を非公認化しています。
 また、昨年11月の公安摘発事件=キャンパスからの国家権力追放の大勝利に対して、山極は「無断で入ったのは遺憾」だが「今後は警察と協力したい」と言い放ちました。さらには事件への報復として行われた12月末作部羊平へのデッチ上げ逮捕・3か月近い長期勾留に対して、逆に国家権力と一体となって作部への処分を言い渡そうとしています。
 こうやって力ずくの大学改革によって学生から自由と団結を奪い、自治会に学生が集まって「戦争反対」の力を持つことを必死で阻止し、挙句の果てには自治会の執行部を安倍政権と一体となって弾圧する。学生をモノ言わぬ奴隷にして、すべてを奪って戦争に動員していく。これが山極―杉万体制です。山極―杉万を安倍政権もろともぶっ倒そうではありませんか!

2. 戦争か革命か!? 韓国・民主労総のように実力で闘おう!
 時代は今、大恐慌の中で戦争と貧困を作り出すことでしか生き残れない権力者・資本家たちと、それを倒すことでしか生きられない労働者市民の一騎打ちになっています。まさに食うか食われるか、戦争か革命かの時代です。では実際に社会を変える力は、安倍政権を倒す力は一体どこにあるのか。それは現場の労働者・学生の怒りと団結、そして実力行動にこそあります。
424日、韓国で80万人を組織する労働組合のナショナルセンター・民主労総が政権打倒の27万人のゼネラル・ストライキに立ち上がりました。27万人が職場を実力で止め、デモに繰り出したのです。パク・クネ政権によって日本以上に労働者の権利が破壊され、昨年には規制緩和と民営化による安全破壊の中でセウォル号事故が引き起こされました。これに対する怒りが韓国中から巻き起こり、労働組合を軸に市民・農民・露天商・学生の支持も集めながら、政権を倒す具体的な力=ゼネストとしてついに結実したのです。ハン・サンギュン民主労総委員長は「これは始まりだ」と述べ、6月の第2次ゼネストを更に大規模に打ち抜き、政権を打倒し、労働者が権力を取るまで闘う決意を示しました。
 さらに韓国だけでなく、世界中で労働者がストライキに立ち上がっています。中国においてすら労働者のストライキや農民の暴動が年間20万件規模で起き、国外の労働者の闘いともつながりつつあります。すべての国において、自国政府の戦争を止めたならば戦争ははじまらない。国際連帯とゼネストこそが戦争を止める道です。
 労働者が団結してストライキに立ち上がった時、職場は回らず、社会の生産がすべてストップする。その時、実際に社会を動かしている主人公は労働者であることがはっきりします。そして大学の主人公は学生です。無数の学生自治会・労働組合が連帯してゼネストに立ち上がった時、民主主義すらかなぐり捨てて戦争に突き進む安倍政権を打倒し、自分たちの権力を打ち立てることができます。韓国・民主労総のように闘おう! 京大生の皆さん、座り込み・デモ・ストライキの実力行動に立ち上がろう!

3. 一歩踏み出そう! 615国会包囲行動から10月統一ストへ!
 この社会において、未来を担うはずの学生は、とことん未来を奪われてきました。増える課題、単位制度の強化、バイト、様々な学生同士の競争。こうしたものに忙殺され、それでも社会を変えようと立ち上がった瞬間に弾圧される。東京の法政大学では、学内規制に反対してビラを撒いただけで逮捕されるような状況です。そして無事卒業したのも束の間、給料の安い非正規職やブラック企業に就かざるを得ない青年がどんどん増え、逆に給料の高い正社員は「残業代ゼロ法」でボロ雑巾になるまで働かされる。あるいは国立大学費の30万円もの値上げを画策する一方で「奨学金を返せないなら自衛隊に行け」という経済的徴兵制の導入が進んでいる。貧困と戦争が同時に作り出されていく。
単位を落とせば、資格を取れなければ、就活に失敗すれば。一歩間違えた瞬間に、生きることすらできなくなってしまう恐怖が蔓延しています。だからこそ一歩間違える恐怖を、すべてを奪っていく安倍政権への怒りに変えて一歩踏み出そう! 政治討論をしよう! 実力行動に参加しよう! 全国の仲間とつながろう! そして自治会の執行部になろう! こうしたひとつひとつの決起が自分を変え、周囲を変え、安倍政権を・山極―杉万体制を倒す力を作っていきます。
 2014年度中執は4月から615国会包囲行動を訴えてきました。この行動によって、私たちと同じように全国の大学で、職場で悩んでいる学生・労働者に「安倍を倒す展望はここにあるぞ」と示し、安倍政権を震え上がらせよう! 更に615の爆発からこの京都大学において10月統一ストライキを作り上げよう! 全国に仲間を作って日本ゼネストに突き進もう!

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